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秋の交通安全週間・高校生の原付講習会

自動車免許はどっちを取る?

夏を過ぎて暑さもやわらぎ、過ごしやすくなってきた秋。遠足やドライブ、運動会など、いろいろなイベントが目白押しの季節でもありますね!
この時期は毎年、国土交通省が【交通安全週間】を呼びかけており、今年は9/21~30日の期間、各地でキャンペーンが行われました。
今回は9月26日、千葉県立君津青葉高校の原付(原動機付自転車)通学が認められている生徒さんを対象に、上総自動車教習所(君津市)で行われた原付安全運転講習のレポートをお送りします!

今回の原付講習について

上総自動車教習所は、東京から高速バスでアクアラインを越えた千葉県君津市の教習所。周囲は山に囲まれ、遠くには久留里城の天守閣も見える、自然と歴史を感じさせる風光明媚なロケーションです。

今回の原付講習だけでなく、春にはシルバー(高齢者)講習も行うなど、積極的に“地域の安全発信所”のような役割を担っています。

さて、そんな上総自動車教習所のコースを利用して、今回の原付講習会を行うのは千葉県立君津青葉高校。

こちらの高校には、許可を得て原付で通学する生徒がいます。
今回はその中から30名ほどの生徒さんが、ロングホームルームの時間を利用して原付講習会に参加しました。

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先生インタビュー

小泉博先生

引率の、君津青葉高校・小泉博先生にお話を伺いました。

原付やバイク通学を認めている高校は多いのですか?

「県下には何校かあります。
実際、この学校の周辺は山が多く、電車の路線も不便な場所に住んでいる生徒が多いんです。そのため、保護者の方から原付通学を認めてほしいという要望もあるんですね。

せっかく青葉高校に入学を希望してくれた生徒だから、なるべく交通の不便を解消して通学してほしいという気持ちもあります」

原付通学の許可は、誰でももらえるのですか?

「自宅から最寄の駅まで何km以上・学校まで何km以上離れている、といった一定の基準があります。

その基準を満たした上で、本人・保護者・担任教師・私の四者面談を行い、許可を得た生徒だけが免許を取りに行くということになります」

原付・バイクは“危険だから禁止”という校則を設ける学校もあると思うのですが…。

「もちろん危険があることは認識しています。

この辺りはダンプの交通量も多いし、冬は路面凍結によるスリップ事故も報告されています。幸い大事には至っていませんが、原付通学を許可する以上、そういったリスクに対する備えも重要です。

青葉高校は原付講習だけでなく、白バイ隊を迎えての講習会を開いたりもしているんですね。

何でもいいよいいよ、と許可するだけではなく、こういった講習会で安全運転を意識し学ぶ、しっかりした機会を提供することが必要なんです」

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教習所に集合

原付登場!

先生にお話を伺っているうちに、原付に乗った生徒さんたちが次々にやってきました。
制服にヘルメットをかぶり、慣れた調子で教習所の門をくぐってきます。

いったん所内の教室に集合し、いよいよ原付講習の開始です。

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安全運転講習開始

-

「起立、礼」で開始した原付講習。まさに高校の教室そのものの雰囲気!?

今回の講習を担当してくれる指導員(榎本指導員・石井指導員)からチェックポイントとコースの説明を受けた後、すぐ外に出て実際にコースを走行してみます。

「まず法規走行ができているかどうか。気配り、目配りができているかどうか」をチェックされますが、講習だからといってお行儀よく運転しているのでは意味がないので、あえて「普段どおりの運転」を意識しながら走行してもらいました。

普通の走行だけでなく、スラロームや一本橋の走行ができるのは教習所のコースならではですね!

安定した低速走行の技術が必要になる一本橋では、落ちてしまう人・速度を出して走り抜けてしまう人など、それぞれの走り方を見ることができました。

コース中の信号のない交差点では、指導員の乗ったクルマがわざと右折してきたり、踏み切りで一時停止しているかどうかとチェックしたり…初めてのコースの順路がわからず、何名かパイロンを越えて走行していってしまった生徒も…。止まれ~!

コースを走り終わった生徒にインタビューしてみました。

-

-いつもの走りと比べてどうだった?

-「いつもはもっと速度を出してます(笑)」(3年・男子)

-週に、どれくらいの頻度で原付に乗ってますか?

-「週5回です」(3年・男子)
「ほとんど毎日」(3年・男子)

-これから他の免許を取ってみたいと思いますか?

-「車と大型二輪を取りたい」(3年・男子)
「車があればいいかな~」(3年・男子)

他の質問にも、ワイワイガヤガヤと大にぎわいで答えてくれました!
インタビューによると、学校で許可されているのは原付の免許だけとのこと。免許を取る前は、遠い道のりを自転車で通っていた人もいるようです。

また通学以外の運転は許可されていないとのことで、学校側の慎重な姿勢も伺えました。免許があるからといって、夜間の走行や遠出をすることによって、生徒に事故があっては大変ですからね。

さて、生徒のみなさんは、教習所のコースを走ってみて安全運転の基本に立ち返ることができたでしょうか?

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講評

いったん教室に戻り、榎本指導員からの総評を聞きました。

今回のコース中には、

  • 信号のない交差点
  • 大型車両のかげから出てくる右折車
  • 駐車車両のドアが突然開く

などの危険場面を設置していたとのこと。

これらの場面では、速度をゆるめて左右を確認しながら通行する生徒さんが多く見られ、「危険予測がしっかりできている」とお褒めの言葉が!(ただし、普段もこのように運転しているのなら…という条件つきです)

一方、一時停止の標識では16名がそのまま通行、踏み切りではなんとほぼ全員が停止せず通行していたというご注意も。
コース内の踏み切りでは「まさか電車は来ないだろう」という気持ちがあったのかもしれませんが、基本はもちろん“止まれ”です。実際の路上では、充分注意してくださいね。

指導員からは「飛ばすことが技術じゃない。精神的な余裕を持って」という貴重な言葉で総評が締めくくられました。

みなさん、お疲れ様でした!

道路交通法では、原付の免許が取得できるのは16才からと決まっています。

“バイクは危険だから禁止”という学校も多い中、通学のためとはいえ自由に運転できるのは、とても刺激的で楽しいことですよね。

反面、車体の整備や免許の更新など、安全に乗るためには欠かせないことも出てきます。自分の安全だけではなく、交通社会の一員として、責任を持った運転をこれからも心がけてくださいね~!

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