教習所 > カーライフサポート > 自動車保険

自動車保険

目次

自動車保険は、法律で加入することが義務付けられている自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と、 任意に加入する自動車保険(任意保険)に大別することができます。

自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)

自賠責保険は人身事故による賠償損害についてのみ一定の限度額内で補償するため(生命または身体が害された被害者の救済を目的とするため)、 次のような損害については補償されません。

  • 人身事故の賠償額が自賠責保険の限度額を越える場合
    (補償額は死亡の場合は3,000万円、後遺傷害の場合は4,000万円、傷害の場合は120万円が限度額となっており、決して十分とは言えません)
  • 他人の「モノ」に対する損害賠償(相手の車やガードレールの修理代など)
  • ドライバー本人のケガ
  • 自分の車の損害

自動車保険(任意保険)

任意保険は、「任意」とはいえ、万が一の事故に備えて絶対に加入しておくと安心です。

従来、任意保険は一定の参考料率が定められていたため、どこの保険会社で加入してもほぼ同内容、 同料金でしたが、平成8年に規制緩和が行われ、状況が一変しました。

外国の保険会社が”リスク細分型自動車保険”という、より細かい条件で分けることによって保険料の割安化を図れば、 従来の日本の保険会社もそれに続き、更に各社続々と独自のサービスを開発して、今では加入者が自分に合う任意保険を”選ぶ”時代になりました。

保険に加入する際にはいろいろな条件を比較して、どこが一番自分に合う保険会社・保険商品なのかを考えて加入しましょう。

対人賠償保険

歩行者、同乗者、または相手のクルマに乗っている「他人」を死亡、負傷させて法律上の損害賠償責任を負った場合、 自賠責保険から支払われる保険金額をオーバーする部分について支払われる保険です。 (※あくまで他人に対する賠償なので、契約者やその家族が被害者になったときは対象外になります。)

自賠責保険に加入しているから大丈夫!と思ったら大間違いです。先に述べたように、 自賠責保険の限度額は死亡の場合は3,000万円、後遺傷害の場合は4,000万円、 傷害の場合は120万円が限度額となっており、決して十分とは言えません。

過去の主な事故例を見ても、相手を死亡させてしまった場合、1億円以上の賠償金が請求される例が少なくありません。
この場合、任意保険未加入の場合、3,000万円を越える部分は加害者の自己負担です。

万が一の時に備えて保険金額は「無制限」にする事をおすすめします。

対物賠償保険

他人のクルマ、ガードレールや信号機などの財物に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険です。 (※対人と同様あくまで他人の財物に対する賠償なので、契約者やその家族の財物は対象外になります。)

また、対物事故の場合、損害賠償請求されるのはクルマやモノの直接の修理代だけではありません。
事故によって生じた間接的な損害、つまり休業損害や営業損失なども損害として積算されます。
例えば相手がバスやトラック、タクシーといった業務車の場合は、休業補償分の賠償金も支払わなければならないのです。

最近では高額の賠償金を請求される例も少なくないので、補償額は十分に設定する必要があると思われます。

搭乗者傷害保険

保険に加入しているクルマに乗っている全ての人(運転者、同乗者)が事故によって死亡または傷害を負った場合に保険金が支払われる保険です。

搭乗者傷害保険はいわゆる傷害保険と同様で、「急激かつ偶然な外来の事故」であれば、ほとんどの場合、 過失割合や他の保険からの給付、事故相手からの賠償金などに関わらず保険金が支払われることになっています。

自損事故保険

相手のいない単独事故(ガードレールに激突やガケに転落など)で、保険に加入しているクルマに乗っている運転者が死亡または傷害を負った場合、 運転者自身の死亡や傷害については自賠責保険の対象外です。
こういう場合に運転者自身の死亡や傷害を補償してくれるのがこの自損事故保険です。

運転者(被保険者)が自らの責任で起こした自動車事故によって死亡したり、傷害または後遺障害を被った場合に保険金が支払われます。
尚、この自損事故保険は、対人賠償責任保険を契約すると自動的にセットされてくるので、自分で保険金額を設定する必要はありません。

無保険車傷害保険

事故で自分のクルマの運転者や同乗者が死亡または後遺障害などの被害を負い、 相手が無保険車であるなどの理由で十分な補償を受けられない場合に保険金が支払われる保険です。

具体的には以下の4つのケースにあたる場合です。
「任意保険未加入など、相手に対人賠償保険がついていない場合」
「対人賠償保険はついているが、その事故で保険金が支払われない場合(年齢条件の違反や運転者の故意など)」
「対人賠償保険はついているが、自分の無保険車傷害保険金額より低い場合」
「あて逃げなどで加害者がわからない場合」

この無保険車傷害保険も、いわゆるセットタイプの保険に加入すれば自動付帯されてきますが、各社、各商品によって補償内容も変わってきますので、注意しましょう。

車両保険

自分のクルマが偶然の事故などによって損害を受けた場合に修理代などが支払われる保険です。
車両保険の免責金額や補償範囲は、他のクルマと接触した場合のみの損害補償からあて逃げや盗難まで補償するものまで様々ですので、 補償したい範囲に合わせて自分で選びましょう。

  • 資料請求カート

      現在資料請求カートに入っている教習所はありません。

当サイトでは、お客様のプライバシー保護のためDigital IDを導入し、個人情報入力ページにおいてSSL暗号化通信を実現しています